第1期
結成からコンセプト・モックアップまで
チーム結成・テーマ決定
2025/06/03
マッチングプレゼンで鵜飼が提案した「USBの接続ってどうなってるのか」というテーマに菅原と大渕が合流し、Lantern-TECHを結成。
菅原が提案した方針
- タイプライターのように、文字入力を物理的に出力できたらおもしろい
- 文字そのものがコンベアを流れていく様子
これを大枠とし、インタラクティブな大型インスタレーションを企画。
構成要素を大まかに区切り、それぞれ分業で制作する体制とする。
文字ベンダー(押し出し機構) - 菅原
文字を流すコンベア - 大渕、菅原
キーボード入力とベンダーの連携 - 鵜飼
Arduinoコーディング - 菅原、鵜飼
広報 - 大渕
関連項目


中間発表
2025/06/17
一定速度で回るコンベア、Aのみ押し出せるカートリッジ、送信したら1ストローク動くのみのUIをあわせて、中間発表の場でモックアップを動作。
教員からのコメント
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入出力がそれでいいのか、もう少し考える必要がある。また情報が双方向に動いても面白いかもしれない。
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文字がもっと大きく、縦に立って流れていくと可愛い
-
日本科学未来館に以前あったインターネット物理モデルを彷彿とさせる
関連項目


第2期
展示の方向性をよりブラッシュアップする
コンセプトの再検討
2025/06/18
コンセプトと作るべきもの、方針に関して不明瞭な部分が出てきて、それに関して見解の相違があったので、改めてメンバーなどで話し合う。
現状の課題点
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文字が出てくるのが出力っぽい
-
文字が出てくるので文字データみたい
↓
コンセプトが伝わらない・曲解される可能性
課題点に関する疑問点
- 出力っぽい・文字データと思ってしまう可能性をどこまで重要視すべきか。
課題点を踏まえた改善案
コンセプトを変える手法
- 文字の流れる先に「出力」を象徴するギミックを用意し、コンセプトを「情報の流れ」から「コンピュータの入出力のはたらき」とする案。
コンセプトを変えない手法
-
現行の案を変更しない
-
何かしらギミックを追加することで上記の課題点に関してある程度改善しつつ、体験展示としての面白さを向上させる。
コンセプト変更に関する懸念点
- 「情報の流れ」から「コンピュータの入出力のはたらき」へとコンセプトを変更することは「見えないもの」に対して忠実か。


プレ展示
2025/07/01
事前にコンセプトについて話し合ってはいたが、とりあえず後回しにして作品を完成させることを優先しようという結論になっていた。結局完成していない。
集約機構が無いのでとりあえずコンベアに直接文字を押し出すことにしようと思っていた。ところがコンベアの長さが足りなかったので、結局バルサ材にテープを貼って手動で滑らせることで簡易集約機構とした。
案の定コンセプトについて、というかこの作品の意図するところとその表現方法について教員に突っ込まれた。初歩的なミスも多く、お恥ずかしい限りであった。
教員からのコメント
- 未完成でプレ展示に望むのはやめよう
- 見えないものとして提示している「データ・電気信号の流れ」を可視化するということが、インプット・アウトプットとごっちゃになる
- →文字がコンベアに乗って流れていくところはあくまで移動に過ぎないはずが、出力に見える(というか、実際に出力として機能してしまっている)(本当の出力が未定であることも原因)
- コンベアの真上からカメラで中継映像を出している部分も作品の一部と取られる可能性が十分ある(狙いとしては、遠くから文字が読みやすいようにという、ただの補助でしかない)
- 発表前にはゴミなどを片付けてきれいにするべき
ところで、山本先生から指摘というか提案された、「電子データを物理媒体に還元する」というテーマは結構我々の心に引っかかった。




動画撮影
2025/07/04
動画プレゼン用の動画を収録する必要があった。本来はプレ展示のときに収録するべきだったのだが、シンプルに未完成だったので後日にずれ込んでしまった。
ベンダーは26個すべて横に並べるとスペースが足りず、13個ずつ挟んで並べるとカメラから見えなくなってしまう。そこでアルファベット前半13個分のみを置き、前半のアルファベットのみで作れる単語(FAKE)を出力するようにする。
コンベアの正転と逆転を直接制御できるようにタクトスイッチを2つ付けたのだが、自動制御できないので一旦このボタンを使って人力でコンベアを制御することに。しかしケーブルの関係でブレッドボードを机の下に隠すことができなかったので、菅原が机の下に隠れて、手を伸ばして操作することにした。なのでできた動画をよく見ると袖口が映り込んでいる。
関連項目


動画プレゼン、制作相談
2025/07/08
動画プレゼンに対する教員の講評
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作品の定義を明確にする
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色とコントラスト。背景が白く、作品に白と黒が混在しており、どこまでが作品でどこから環境なのかわからない。
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キーボードで入力するところから体験が始まっているなら、動画にもタイピングしているカットを入れたほうがいい。
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動画表現として
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音楽のミスマッチ感がずっと続く。
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音楽が大きすぎて、作品の動作音が聞こえない。
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字幕のスタイル(フォント、色、座布団)がかなり目を引くせいで作品に集中できない。
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字幕に口語文が使われており、それが文章途中で切られているので、受け取りづらい。
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例として出力している「FAKE」の単語は変えたほうがいい。作品と関係ない割に意味がネガティブ。
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その評価と、先日出てきた「コンベアを鑑賞者が操作する案」、そして「言語の再構築」という新規テーマ(これは今後まとまったら改めて記述する)を持って平原先生とカウンセリングを行った。
結論から書くと、コンベアを鑑賞者が操作する案は(少なくともこの授業においては)没になった。
鑑賞者が(最終的に出力したい)文字をキーボードで入力し、その後鑑賞者が自分でコンベアを操作して文字列を完成させる、というフローを想定すると、それはもうただの道具。鑑賞者にさせる操作は(キーボード入力/コンベア操作のうち)どちらかでよくて、そうなると今回の展示としてよりしっくり来るのは前者かと思う。

第3期
本展示とオープンキャンパス
本展示直前
2025/07/22
相変わらずギリギリまでの作業で、いやになっちゃうよ~!
前回からの変更点
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鑑賞者による入力は、明確に「文字入力」のみ
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1本のコンベアが左右に動く
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文字のサイズを4cm四方に小さく
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モニターとしてiPadを設置
改善点として挙げられた問題をほぼすべて当初の予定通り解消したといえる。
キャプションボードも作成し、いよいよ本番を迎える。
関連項目


本展示
2025/07/22
学生からの評判は上々。
教員からの指摘
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文字の集合と分解を表現しているなら、表示し終わって捌けていった文字が左右のゴミ箱に捨てられるのはあまりしっくりこない。
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動作にタイムラグがありすぎる。誤作動かと思う。
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イレギュラーな操作に対応できない。
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UIの文字に凝るべき。Caps Lockするとか、もっと言うとフォントを実物と同じにするとか。
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長い単語を入力すると完成する前に左右からこぼれていってしまうのは良くない。
とはいえ基本的には高評価であった。
実際に展示してみて出てきた問題
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文字の補充が追いつかない。使い切った文字を優先的に補充しようとしてもゴミ箱から探し出すのが一苦労。
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頻繁に文字がベンダーに引っかかって傾く。
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ピストンが戻りきらないことにより文字の在庫が落ちてこない。
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シンプルに設営が面倒すぎる。特に配線。



必死に撮影
2025/07/22
菅原も鵜飼も徹夜明け、大渕も3.5時間しか寝てないなかで迎えた本展示の日だったので、夕方19時になる頃にはもう全員睡魔に襲われて、今にもぶっ倒れそうという状態だった。
しかし課題提出のために動画は撮らねばならない。あれだけ大変だった配線・セットアップ作業を平日にもう一度やるのは勘弁願いたいという感じだったので、力を振り絞って夜の大学で撮影を行った。
途中、菅原が倒れて離脱したり、鵜飼に話しかけても返事がなかったり、みんな椅子に座ってしまって誰一人録画ボタンを押さなかったりとか、もうみんな限界だった。
皆はちゃんと睡眠を取ろう!!


オープンキャンパス展示決定
2025/07/23
教員による選考の結果、オープンキャンパスにて展示する作品はGENESIS-4の「ハコ」およびLantern-TECH「Shape Writer」の2つに決まった。2つ?去年と比べてかなり少ないな。
本展示で洗い出すことができた改善点を直したVer.を公開することができるチャンス!というわけで気を引き締めていく。
GENESIS-4の「ハコ」は、半透明の(ように見える)箱の中から手が透けて見えるという、ホラーテイストと斬新なアイデアの作品だった。


オープンキャンパス前日
2025/07/25
いくつかの問題点を改善したり、カートリッジを延長して内部に保持しておける文字在庫数を増やしたり、PR動画を作ったりするなど。
GENESIS-4の竹澤さんがキービジュを作ってくれたりもした。
関連項目


オープンキャンパス
2025/07/26
来たるオープンキャンパスでの展示。来場者からの反応は結構良かった。文字が出てきて単語になるという振る舞いを面白がってくれる人が多く、フォントが可愛いという声や、ステッピングモーターとサーボモーターの制御が見事だというマニアックな感想もいただいた。
展示場所は第4棟2階の渡り廊下。プロトタイピングルームから吹き抜けとなっているこの場所は非常に冷房が効きづらく、1階との気温差が大きい。そのため、いくつか熱による不具合が生じた。
- ステッピングモーターとドライバーがオーバーヒートにより脱調した
- コンベアの移動距離がだんだん左右にズレていってしまう
今までこのような室温が高い環境で、かつ長い時間連続稼働することがなかったので予想できなかった。
急遽空冷ファンを設置する・来場者がしばらく来ないときは電源供給を止めるなど熱暴走対策を行った。
ズレについては摩擦の関係で、理論上の移動距離と実測値が日々変わってしまうことが原因のようで、明日また係数を調節することになった。


オープンキャンパス2日目
2025/07/27
1日目で得られた経験を元に、菅原がコンベアの動作の調整を行った。その効果は無事発揮され、2日目は非常に安定して稼働できた。
新たに作成した、文字ブロックと同じ形のOpenTypeフォントファイルをUnityでの文字入力画面に適用した。これにより、入力から出力までデザインを統一することができた。
その他、PR動画の誤植が発覚したのでそれを修正したverをiMacに保存したりした。

